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2018.06.15
[映画監督・プロデューサー]

藤元明緒のポートフォリオVol.1

撮りたかったテーマを完全燃焼させた作品

TITLE
日本×ミャンマー 共同制作長編映画「僕の帰る場所」(29歳・2017年)
ミャンマーという国にスポットをあてた映画企画の募集があり、企画書、脚本までも書き上げて応募したことで、映画を撮るきっかけが生まれました。その後、ミャンマーに渡ってシナハンをしたり、稿を重ねた脚本をあきらめ、新しく企画を立てるなど、紆余曲折ありながら4年を経て、映画『僕の帰る場所』を完成させることができました。

幼少の頃に体験した親との出来事や、自分の中で抱えたまま消化できていない問題と、親の都合で日本に暮らすことになったミャンマー人の少年の心情はシンクロする部分が多く、「表現したい、残したい」という強い感情に突き動かされ作りあげました。映画の軸となるのは、子どもの未来に向かっていくパワー。時代のうねりの中、家族との関係や日々の目に見えぬ壁を前に、泣いて、苦しんで、笑いながら幾つもの困難を乗り越えていく。その乗り越える過程を映画作りを通して「自分自身も見てみたい」そんな気持ちがありました。

子どもから大人まで幅広い年代の方々に共感していただける作品だと思います。子どもたちがやり場のない、くるおしい感情と向き合いながら壁を越えていく姿に、受ける思いはそれぞれでしょうが、必ず何かを感じ取ってもらえるはずです。

Vol.1

PROF.

大阪府出身。大学在学中、イギリス、ニュージーランドへ留学、心理学や家族社会学を学んだ後、ビジュアルアーツ専門学校に入学し映画制作を学ぶ。在学中に、なら国際映画祭学生部門の選出委員長を務めた。2012年、監督自身の経験を元に崩壊する家族を繊細に描き、評価を受けた初監督作品「サイケファミリア」(短編)を製作。ドバイ国際映画祭、なら国際映画祭、サンディエゴアジアン映画祭他にて入選上映される。
卒業後、拠点を東京に移し自身初の 長編映画となる「僕の帰る場所」を製作。この作品は高く評価され、第30回東京国際映画祭 アジアの未来部門 「作品賞」 「国際交流基金アジアセンター特別賞」を受賞。

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様々なクリエイターの作品に込めた思いを発信!

▼藤元明緒さんの卒業校

ビジュアルアーツ専門学校・大阪 放送・映画学科

あなたが「おもしろい!」と思う企画を実際に作ることからスタート!撮影から編集まで完成に至る全行程を経験します。自由な発想で、楽しみながらスキルアップし、将来プロの現場で対応できる力を身につけます!